はいどうも、たにです。
今回は福島県いわき市小川町にある「遍照寺(へんじょうじ)」を訪れました。
正式には「岩照山 得生院 遍照寺」といい、浄土宗のお寺です。
道路沿いの入口から石段を上って境内へ向かうと、歴史を感じる石碑や石仏、山門が迎えてくれます。
境内には立派な本堂だけでなく、観音堂や六地蔵などもあり、さらに高台へ進むと八坂神社も鎮座していました。
なかでも遍照寺の大きな特徴となっているのが、西国三十三所の観世音菩薩が奉安されていること。
今回は実際に歩いて撮影した写真とともに、遍照寺の境内や見どころ、御朱印、アクセスなどを紹介していきます。
遍照寺とは
遍照寺は、いわき市小川町柴原にある浄土宗のお寺です。
正式名称は「岩照山 得生院 遍照寺」。
いわき市観光サイトによると、建暦元年(1211年)に善龍和尚によって開山され、宝暦11年(1761年)に現在地へ移り、本堂が再建されたと伝えられています。
本尊は阿弥陀如来立像で、脇侍を伴う三尊形式。
また、境内の観音堂には西国三十三所の観世音菩薩三十三躰が奉安されています。
いわきにいながら西国三十三所を巡るように観音様へお参りできるのは、遍照寺ならではの大きな特徴です。
福島八十八ヶ所霊場の第五十二番札所にもなっています。
遍照寺の基本情報
寺院名:岩照山 得生院 遍照寺
読み方:がんしょうざん とくしょういん へんじょうじ
宗派:浄土宗
本尊:阿弥陀如来
所在地:福島県いわき市小川町柴原字宮ノ脇36
霊場:福島八十八ヶ所霊場 第五十二番札所
見どころ:本堂、観音堂、西国三十三所観世音菩薩、六地蔵など
御朱印:あり
道路沿いから遍照寺の境内へ
遍照寺は道路沿いから少し高い場所に境内があります。
最初に目に入るのが、石段とその先に建つ門。
周囲を木々に囲まれていて、道路から境内を見上げた時点で落ち着いた雰囲気を感じます。

入口付近には「遍照寺」と刻まれた石碑のほか、いくつもの古い石碑を見ることができます。
華やかな観光寺院というより、地域の中で長い歴史を積み重ねてきたお寺という印象でした。
石段の先にある山門と石碑
石段を上っていくと、正面に山門があります。

山門の周囲には「十九夜」や「庚申供養」などと刻まれた石碑が残されています。
こうした石碑を一つひとつ眺めながら境内へ向かえるのも、実際に寺社を歩く面白さのひとつです。
山門の周辺には小さなお堂や石仏もありました。


古い石仏と木造のお堂、その後ろに広がる緑。
境内へ入る前から、時間がゆっくり流れているような静けさがあります。
「岩照山」の扁額を掲げる山門
さらに進むと、「岩照山」と書かれた扁額を掲げた山門があります。

門の向こうには石段が続き、その先に遍照寺の本堂が見えます。
入口からすぐ本堂が現れるのではなく、石段と門を一つずつ越えながら近づいていく造りになっているのが印象的でした。
木々に囲まれた境内の景色も相まって、参拝へ向かう道のりそのものを楽しめます。
遍照寺の本堂
山門を抜けて石段を上ると、正面に遍照寺の本堂があります。

白い壁と黒い柱、そして大きな瓦屋根が印象的な本堂です。
正面には「遍照寺」と書かれた扁額が掲げられています。
遍照寺の本尊は阿弥陀如来立像。
建暦元年(1211年)の開山から長い歴史を持ち、宝暦11年(1761年)には現在地へ移って本堂が再建されたとされています。
実際に境内に立ってみると、入口周辺の古い石碑や山門、本堂までがひと続きになっていて、遍照寺が歩んできた長い歴史を感じられました。
本堂周辺を歩いてみる
本堂前から境内を見渡すと、すぐ近くに別のお堂や手水場などがあります。

大きな本堂だけを見るのではなく、少し時間をかけて周囲を歩いてみると、遍照寺にはさまざまな見どころがあることが分かります。
境内は比較的コンパクトですが、高低差があり、場所によって見える景色が大きく変わるのも特徴です。
赤い帽子と前掛けの六地蔵
境内では、赤い帽子と前掛けを身につけた六地蔵にも出会いました。

六体のお地蔵様が並ぶ姿はとても印象的です。
寺院を巡っているとさまざまな場所でお地蔵様を目にしますが、その表情や祀られ方はお寺によって少しずつ異なります。
遍照寺でも、本堂だけではなくこうした境内の仏様へ静かに手を合わせながら歩いてみるのがおすすめです。
西国三十三所の観音様を祀る観音堂
遍照寺を訪れたら、ぜひ見ておきたいのが観音堂です。

遍照寺の観音堂には、西国三十三所の観世音菩薩三十三躰が奉安されています。
西国三十三所は、近畿地方を中心に三十三の観音霊場を巡る、日本を代表する巡礼のひとつです。
遍照寺では三十三躰すべての観世音菩薩が祀られているため、いわきの地で西国三十三所の観音様へお参りすることができます。
入口から山門、本堂と歩いてきたあとに観音堂へ立ち寄ると、このお寺が単に本堂だけで完結する場所ではないことがよく分かります。
遍照寺を参拝するなら、本堂とあわせて観音堂にも手を合わせておきたいところです。
遍照寺から高台の八坂神社へ
遍照寺の境内をさらに歩いていくと、「八坂神社」と刻まれた石柱がありました。

ここから坂を上っていきます。
寺院を参拝している途中で神社へ続く道が現れるのは、寺社巡りをしていると時折出会う光景です。
坂を上った先には、木製の鳥居が建っています。

鳥居の扁額にも「八坂神社」と記されています。
注連縄と紙垂が掛けられた鳥居をくぐり、さらに奥へ進むと社殿が鎮座しています。

周囲を木々に囲まれた、とても静かな場所です。
遍照寺の本堂周辺とはまた違った雰囲気があり、ここまで歩いてきたからこそ見られる景色でした。
※ここで紹介している八坂神社は、今回遍照寺を参拝した際に境内の高台で確認したものです。
高台から眺める小川町の景色
八坂神社周辺の高台から振り返ると、小川町の景色を見渡すことができます。

眼下には遍照寺の墓地が広がり、その先には山々に囲まれた町並みや田園風景が続いています。
遍照寺は建物や仏像だけでなく、高低差のある境内を実際に歩くことで景色の変化も楽しめるお寺でした。
遍照寺の御朱印
今回の参拝では、遍照寺の御朱印もいただきました。

中央には大きく「阿弥陀如来」と書かれています。
左上には「岩照山」、下部には「遍照寺」の印も確認できます。
実際に参拝した記録として、こうして御朱印をいただけるのもうれしいですね。
御朱印を希望する場合は、法要や寺院の都合などによって対応できない場合も考えられるため、現地の案内や最新情報を確認してください。
いわき市で一緒に巡りたい神社・お寺
遍照寺のある小川町には、ほかにも実際に訪れた寺社があります。
同じ小川地区にある小川諏訪神社は、境内の大きなしだれ桜でも知られる神社です。

また、今回紹介した遍照寺と同じ小川町には二俣神社も鎮座しています。
二俣神社は延喜式内磐城七社の一社で、三原神橋から石段を上り、木々に囲まれた参道を進んで参拝しました。

いわき市内で実際に訪れた神社・お寺は、地区ごとにこちらの記事へまとめています。

遍照寺へのアクセス
遍照寺は、福島県いわき市小川町柴原にあります。
所在地:
福島県いわき市小川町柴原字宮ノ脇36
実際に訪れる際は、Googleマップなどで現在地からのルートを確認して向かうのがおすすめです。
遍照寺の駐車場
遍照寺へ車で向かう場合は、現地の案内や通行の妨げにならないことを確認して駐車してください。
境内周辺には墓地もあり、法要などで利用されている場合もあります。
寺院は観光施設とは異なるため、参拝時は地域の方や寺院関係者の迷惑にならないよう配慮しましょう。
YouTubeでも遍照寺を紹介しています
今回の遍照寺参拝は、YouTube「Burari Tani」でも動画で紹介しています。
写真だけでは伝わりにくい山門から本堂までの道のりや、境内の静かな空気、高台へ向かう様子なども動画で見ることができます。
Burari Taniのロング動画ではBGMをほとんど使用せず、現地の自然音やその場の雰囲気をできるだけ残しています。
まとめ|観音堂と高台までゆっくり歩きたい遍照寺
今回は、いわき市小川町にある岩照山 得生院 遍照寺を参拝しました。
道路沿いの入口から石段を上り、古い石碑や石仏、山門を抜けて本堂へ。
さらに境内には六地蔵や、西国三十三所の観世音菩薩を祀る観音堂があり、高台まで歩くと八坂神社にもたどり着きます。
本堂だけを参拝して帰るのではなく、境内をゆっくり歩いてみることで、さまざまな見どころに出会えるお寺でした。
特に西国三十三所の観音様が奉安されている観音堂は、遍照寺を訪れたらぜひ立ち寄っておきたい場所です。
いわき市で神社・お寺巡りをしている方は、小川町の二俣神社や小川諏訪神社などとあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
